CANON EOS KISS Mは、APS-Cサイズのミラーレス一眼カメラで小型軽量の入門機です。
これに合う広角レンズも、また小型軽量のものが望ましいでしょう。
そこでオススメするのはEF-M11-22mmF4-5.6 IS STMという広角ズームレンズです。
明るさも標準的でズーム範囲も広くて使いやすく、手ブレ補正が備わっているところも推奨する理由です。
キヤノン EOS Kiss M 【EF-M15-45 IS STM レンズキット】
この動画は、JETDAISUKEさんがCanon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMの使用感をレビューしてくれてます。
どんな写真が撮れるか作例と一緒に説明してくれており非常に参考になりますのでぜひ視聴してみて下さい。
このレンズは焦点距離が11mmから22mmの広角ズームレンズで、35mm判換算で18mmから35mmになります。
Canon EOS KISS Mに装着した時の画角は、11mm側で水平約91度、22mm側で水平約54度です。
画角が91度あると遠近感が強調されるので、広角レンズ独特の画像が撮れます。
一方の54度は標準レンズに近い画角ですから、人が見たときと同じような自然な画像になります。
写真は flickr EF-M11-22mm F4-5.6から引用しています
最短撮影距離が15センチメートルと極めて近い被写体まで捉えられるのもすごいところです。
大きさは径が約61mm長さが約59mm、重さが約220グラムと軽量コンパクトですから持ち運びも楽でしょう。
レンズ構成 | 9群12枚 |
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絞り羽根 | 7枚 |
最小絞り | F22-32 |
最短撮影距離 | 0.15m |
最大撮影倍率 | 0.3倍 |
質量 | 約220g |
手ブレ補正効果 | 3.0段分 |
まずはこのレンズの短所を指摘しておきましょう。
EF-M11-22mmF4-5.6 IS STMをCANON EOS KISS Mに装着した場合そのままでは撮影できないところがこの広角レンズの変わったところです。
しまっておく時に小型軽量にするためなのか、撮影時にはレンズの先端を伸ばすようになっています。
実際にはつまみを上げてからズームリングを回すのですが、これは少し面倒でしょう。
次にこのレンズの長所です。
まず描画性能ですが、Canon純正ということもあり光学性能は期待を裏切ることはありません。
各収差なども上手に補正されていますし、解像度も満足できるものです。
EFレンズとして初めて付けられたと言われる手持ち補正は、歩きながらの動画撮影でもきれいに撮れます。
またオートフォーカス性能は静止画ばかりでなく動画撮影でも素早いピント合わせができて、かつ静かです。
写真は flickr EF-M11-22mm F4-5.6から引用しています
EF-M11-22mmF4-5.6 IS STMは、開放絞りがF4からとなっていますが、F5.6から上を多用することになるでしょう。
ある程度絞り込んで撮影することで、中央部から周辺部まで歪みのない画像になるレンズのようです。
開放絞りは少し暗い感じがしますが、入門用の手軽に購入できる広角レンズですから性能を十分堪能して下さい。
Canon 超広角ズームレンズ EF-M11-22mm F4-5.6IS STM
✅沈胴式レンズでちょっとクセがある
✅手ブレ補正機能はシャッター速度3.0段分
✅軽くて持ち運びやすい広角レンズ