RAW現像にチャレンジするならまずはパソコンの性能をチェックしましょう。
Lightroomで編集するなら15万円以内で買えるパソコンで十分快適にRAW現像作業をすることができますよ。
ただし、CPUやメモリをいくら搭載すればよいか?グラボは必要か?など選ぶときに注意するべきポイントがいくつかあるのでここで解説してみます。
特に高画素モデルの一眼カメラを使う方はぜひ読んでください!
予算が15万円以内となってくると、RAW現像向けのパソコンとしても主流のものが選べるようになります。
BTOパソコンを販売しているサイトでも、RAW現像を目的でパソコンを購入する方に売れ筋になっているのがこの価格帯のパソコンです。
このクラスに向いているのはRAW現像用パソコンにコストパフォーマンスを重視する人でしょう。
価格とパソコンの性能を考えた時、最もコストパフォーマンスが良い物が揃っているからです。
RAW現像を仕事とまではいかなくても、趣味の1つとして長く続けたい人にも向いています。
さらには動画の編集などもこのクラスになると十分に行えるようになってきます。
そうした点も視野に入れているのなら、予算15万円前後のパソコンを購入した方がいいでしょう。
予算を15万円まで出せるのなら搭載するCPUはCore i7を狙うことができます。
RAW現像を行うのにCPUのパワーは必須ですから、現状では最高ランクに近いものを選べます。
高画素のカメラを使っている人でも、Core i7を搭載したパソコンなら快適にRAW現像ができるでしょう。
画素数が3000万画素を超えるカメラはCore i7が必須です。
また大量の枚数を処理するにしてもCore i7であれば大きな負担になりません。
予算15万円というのはミドルクラスのパソコンが狙えますから、CPUについては妥協せずに選んでおくべきです。
ここで下手に他のパーツを優先すると、長く使えなくなるので注意しておきましょう。
逆を言えばCPUに妥協をしなければ長く使えるパソコンになるはずです。
予算15万円以内になるとストレージもSSDが選べます。
システムドライブだけでもSSDにするのは、最優先で考えておきたいぐらいです。
Cドライブの処理能力(読み書き性能)はRAW現像の処理速度に大きく作用します。
SSDの処理速度はかなり速いので、CPUの次に重要です。
他のパーツの値段を抑えてでも良い製品を選ぶべきでしょう。
私が特にお勧めしたいのはNVMe M.2のSSDです。
ハードディスクにくらべて、非常に高速なデータ転送が可能な「SSD」の標準搭載により、OSやアプリケーションの起動、ファイルの読み出し/書き込みを快速化。
特に、大量のデータが入力された表計算シートなどの閲覧・編集、一時ファイルへのアクセスが頻繁に発生する画像編集といった用途で非常に高い効果を発揮します。
データを物理的な駆動部分の無い不揮発メモリに保存する構造のためハードウェア的な故障が発生しにくく、また、振動・衝撃にも強いので、業務データや、かけがえのない思い出の写真や動画などの保存場所としても適しています。引用元:SSDがビジネスにオススメなワケ|ドスパラ
SSDの中でも現時点において最高品質のものでハードディスクのパソコンと比較すると10倍以上は処理速度が違います。
HDDが悪いわけではありませんが、パソコン全体の処理速度が向上するためSSDは必須と考えてください。
システムドライブにSSDを採用する場合、容量は最低でも240~512GBは欲しいところでしょう。
余裕があれば500GBのものを選ぶようにしてください。
ただしその場合は多少予算から足がでるかもしれません。
RAW現像だけを考えた場合、グラフィックカードはそこまで必要がないパーツです。
あればいいなという程度でしょう。
とはいえ予算15万円で組めるパソコンになると、BTOパソコンの中にはエントリークラスのグラフィックカードを搭載したパソコンもあります。
先にもお伝えしましたが、動画編集をする時にはグラフィックカードがあると処理速度が大きく向上します。
写真も動画も編集したい方はグラフィックカード搭載のパソコンを選ぶのが良いです。
実はグラフィックカードもピンからキリまであって、良いものを選ぶとその分予算がかかってしまいます。
RAW現像のように写真編集だけできたらいいのなら、エントリークラスで十分です。
動画編集の用途の割合が高いのなら、もう少し上のクラスを狙っていった方がいいでしょう。
ただ優先度はそれほど高くはないので、CPUやSSDを決めた後にグラフィックカード搭載モデルを考えるのがベターです。
NEXTGEAR JG-A5G60はRAW現像が快適にできて、15万円前後で手に入るパソコンです。
CPUはRyzen 5 4500を搭載しています。
メモリは32GB PC4-25600ですから、CPUの性能を十分に発揮できます。
グラフィックスはGeForce RTX 4060 8GBが搭載されています。
もし使うソフトがグラフィックカードに対応していれば、スピーディな作業が出来ます。
マウスコンピューター公式サイト:NEXTGEAR JG-A5G60の購入者レビューを確認する
Lightroom Classic CCなら能力を発揮しますよ!
ストレージはSSDに、NVMe対応のM.2 SSD 1TBが使われています。
さらに保存用のHDDを1TBほど追加すればRAWデータも安心して保存できます。
ケースは、軽量コンパクトなデザインなのが特徴です。
メンテナンスがしやすいようにフロントのデザインがなされています。
効率的な冷却が出来るよう通気口が底面に設けられていますよ。
また2.5インチのSSDを追加できる拡張性能も魅力です。
光学ドライブは購入時に追加できます。
前面にUSBや、オーディオ端子などのインターフェースが付いているのも使い勝手が良いですね。
この価格で必要十分な性能を目いっぱい積んでいるのでお買い得です。
NEXTGEAR JG-A5G60
CPU: Ryzen 5 4500137500円(税込)
マウスコンピューターのベゼルが狭くスタイリッシュなノートパソコンがmouse K5-I7G50BK-Aです。
15万円以内でRAW現像が出来るスペックのモデルとなっています。
またUSB Type-Cや1000BASE-TのLANポート、2.4Gbpsの無線LANを内蔵、背面にはHDMIとMini DisplayPortも装備しています。
外出先でも大容量のデータを取り扱うのに必要なインターフェースを十分に備えているのが特長です。
この価格で装備満載です
外出先でRAW現像をしたり、仕事をする方にとってRAWデータを外部のHDDに保存したり、ネットでデータのやり取りがスムーズにできるのは非常に助かるポイントです。
CPUはインテル Core i7-12650Hとなっており、メモリは16GBと十分なメモリ容量です。
この価格のノートパソコンでは珍しいグラフィックカード搭載タイプのパソコンで、GeForce RTX 2050が装備されています。
マウスコンピューター公式サイト: mouse K5-I7G50BK-A の購入者レビューを確認する
液晶パネルは15.6型 フルHDノングレアタイプとなり、解像度は1,920x1,080です。
画面占有率が80パーセントを超えていますので、コンパクトなボディながらも、大きな15インチ液晶を搭載できています。
LEDバックライトなので消費電力が少なくバッテリーに負荷がかかっていないため、満充電からおよそ8時間ぐらい使用できます。
なおmouse K5-I7G50BK-Aはスリムでコンパクトなアルミボディです。
軽くて耐久性がありますから、持ち運ぶ際にも安心です。
これだけ充実した性能でこの価格はお買い得です。
mouse K5-I7G50BK-A
CPU:Core i7-12650Hシークレット価格 ⇒ 169800円(税込)
※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています
mouse K5-I7GM5BK-A
CPU:Core i7-12650H132800円(税込)
>>販売終了しました
ドスパラのGALLERIA RM5C-R46Tはインテル Core i5-14400FのCPUを搭載しているRAW現像が出来る15万円以内のパソコンです。
メモリ容量は16GBでRAW現像に十分なスペックのパソコンです。
core i5の性能を十二分に引き出したいときには、16GB以上のメモリがオススメです。
デスクトップパソコンなので、後からメモリ増設もしやすいので便利ですよ。
なおGALLERIA RM5C-R46Tの基本構成は500GBのM.2 SSDです。
この仕様ならRAW現像した画像をハードディスクへどんどん保存していけます。
負荷の掛かるRAW現像をすると、CPUが熱を持ちやすくなります。
熱がこもると作業効率が落ちてしまいますが、このモデルのケースはフロントからリヤへ自然と空気が流れるようになっています。
高熱対策がしっかりなされているので、安定してパフォーマンスを発揮できます。
GALLERIA RM5C-R46T
CPU:Core i5-14400F173980円(税込)
※10月14日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい
ドスパラの15万円前後のRAW現像が出来るノートパソコンを選ぶなら、GALLERIA RL7C-R35-5Nがオススメです。
このモデルは長時間のRAW現像作業でも目が疲れにくいノングレアタイプの液晶を採用しています。
15.6インチでRAW現像に使いやすいサイズです。
RAW現像や動画編集を行なってもサクサク作業ができる高性能CPUを積んでいます。
Core i7-12650Hに16GBメモリ(DDR5)の組み合わせです。RAW現像に十分なメモリ量を標準で搭載しています。
ストレージは512GBのM.2 SSD Gen4で必要十分な容量です。
グラフィックカードには4GBビデオメモリのGeForce RTX 3050を搭載し、画像処理タスクも十分にこなせます。
カードリーダーも標準搭載しているのも地味に嬉しいポイントです。
外出先でRAW現像の編集作業し、パソコンに負荷をかけることが多い方にはイチオシのハイスペックノートパソコンです。
GALLERIA RL7C-R35-5N
CPU:インテル Core i7-12650H129980円(税込)
※9月12日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい。
レノボでは、RAW現像に最適なパソコンをゲーミングパソコンもしくはクリエイターパソコンを選ぶことで手に入れることができます。
15万円の予算でも十分なスペックなので、購入してすぐにRAW現像ソフトをインストールすれば作業が始められます。
以降で紹介するパソコンはCPUにはRyzen 5 7600が搭載されております。
メモリが16GBのためベテランの写真編集者さんや大量のRAWデータを扱う方にも十分なスペックです。
やっぱりメモリ16GB以上が安心です!
ストレージは512GBのM.2 SSDで保存ディスクのHDDは非搭載という構成です。
コスパが良く、品質も優れているレノボのBTOパソコンです。
Lenovo Legion Tower 5 Gen 8 カスタマイズモデル
CPU:Ryzen 5 7600158290円(税込)
レノボのRAW現像が出来るオススメノートパソコンも紹介します。
CPUには第13世代のCore i7-13650Hプロセッサーを搭載しています。
グラフィックスはGeForce RTX 4060となります。
15.6型の液晶で非光沢カラータイプで解像度はフルHD(1920×1080ドット)
RAW現像の時に画像の質を確認するにはもう少し大きい方が良いのですが。
そして搭載されているSSDはM.2 SSD が512GBとなっています。
RAW現像をするのに十分なデータ容量でしょう。
メモリは16GBでRAW現像に十分な容量を満たしています。
Lenovo LOQ 15IRX9 - ルナグレー
CPU:インテル Core i7-13650H154990円(税込)
ツクモ eX.computer G-GEAR GA5J-C230B3/CP7も、15万円前後でRAW現像が出来るパソコンです。
冷却性能にこだわったケースでデザイン性・機能性も重視されており、クリエイターにも最適な設計になっています。
ケース全体のエアフローが極限まで最適化されていますから、静音性が保たれています。
効率的に内部を冷やしながらも音は静かなのは良いですね。
中でもこのパソコンは高品質のパーツを標準的に搭載しており、拡張していけるようなスロットも十分に確保されています。
CPUはCore i5-14400を搭載しています。
RAW現像にもCore i5がオススメです。
映像を出力するときに欠かせないDisplayPortやHDMIも標準で装備しています。
RAW現像した画像をテレビや外部モニターに簡単に映し出すことが可能です。
メモリは16GBで、グラフィックカードはNVIDIA GeForce GTX 4060です。
1TBのM.2 SSD NVMeという構成です。
eX.computer G-GEAR GA5J-C230B3/CP7
CPU:Core i5-14400F
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4060 8GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
149,980円(税込)
RAW現像用のノートパソコンで性能を求めるなら、マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-Aもオススメです。
天板はカッコイイデザインでロゴがエンボス仕様で見た目がカッコイイです。
また1.60kgの16インチ液晶ノートPCで、耐久性を備えながらも軽量化されているので持ち運びには最適です。
マウスコンピューター公式サイト: DAIV Z6-I7G60SR-Aの購入者レビューを確認する
マウスコンピューターの人気モデルです。
液晶は写真編集に最適なIPS液晶となっており、WQXGAノングレア液晶モニターで目も疲れにくいです。
第13世代インテル Core i7-13700Hと、NVIDIA GeForce RTX4060 Laptop GPU 8GBが搭載され、メモリは32GBとなっています。
DAIV Z6-I7G60SR-A
CPU:Core i7-13700H279800円(税込)
マウスコンピューターのクリエイター用デスクトップPCにはRAW現像におススメのモデルがあります。
その中でも高い汎用性があるG-Tune DG-I5G60がおすすめパソコンです。
RAW現像を快適にこなせるスペックとなっています。
Core i5-14400Fプロセッサーに、16GBのメモリが組み合わされています。
グラフィックはGeForce RTX 4060を使っており、RAW現像に十分なグラフィック性能になっています。
ストレージは500GBのM.2 SSDと2TBのハードディスクという構成です。
ケースフロントにはDVDディスクドライブが備わっているので、撮影データを効率的に納品できる仕様になっています。
※オプションでLEDケースファンを搭載できます
G-Tune DG-I5G60
CPU:インテル Core i5-14400F199800円(税込)
外出先で快適にRAW現像を行ないたいときには、ヒューレットパッカードのHP 14-epが使い勝手が良いモデルです。
CPUはインテル Core i5-1335Uに、16GBのメモリが組み合わされています。
ストレージには512GBのSSD、GPUにはインテル Iris Xe グラフィックスが搭載されています。
ノートパソコンは後から拡張することが難しいですから、最初に十分なメモリとストレージがあるのは助かるポイントです。
207万画素Webカメラ内蔵や、指紋認証の機能が付いているので普段使いでも便利です。
約17.9mmの薄さ、1.37kgの重量でありながら、ベゼルが狭く14型液晶がコンパクトにまとまっています。
持ち運びやすい設計でオススメです。
HP HP 14-ep
CPU:インテル Core i5-1335U
メモリ:16GB
ストレージ:M.2 SSD 512GB
グラフィックス:インテル Iris Xe グラフィックス
モニター:14.0型フルHD液晶
124,500円~(税込)
こんな感じです!
15万円で買えるパソコンでRAW現像向けのパソコンを選ぶときのポイントは
✅CPUはCore i7またはCore i5
✅M.2 SSD搭載モデルが買えます。デスクトップならデュアルストレージがおすすめ
✅メモリを満たすか、グラボを満たすかのどちらか
となっており、グラボの有無は予算と用途によって検討すると良いでしょう。
プロの方は標準的であり、アマチュアの方にとっては十分満足できるパソコンを手に入れることができますよ。