EOS Kiss X9iにはダブルズームレンズキットが用意されている。
一眼レフカメラを購入するときにダブルズームキットを購入すると損だという意見もある。
キットになっているレンズは購入してからしばらく経つとあまり使わなくなるようだ。
ではEOS Kiss X9iにも同じことが言えるのだろうか?
ここではEOS Kiss X9iダブルズームキットを購入するときに注意したいコトを解説しよう。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X9i ダブルズームキット EF-S18-55mm/EF-S55-250mm
デジタル一眼レフの入門機Canon EOSkissX9iには、2本のズームレンズをセットにしたダブルズームキットがある。
EOS Kiss X9i ダブルズームキットには、EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMとEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMの2本が付く。
1本目は広角から望遠の入り口までをカバーしているので普段使いに適当だろう。
2本目は広範囲の望遠領域をカバーするから、遠くの被写体を撮りたい時に使えば良い。
1本目のEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMをもう少し詳しく見てみる。
18mmは35mm判換算すると30mm弱だから、広角レンズとしては最もよく使う焦点距離だ。
55mmは同様に90mm弱だから人物をアップで撮るのに適している焦点距離である。
途中には画角が45度の標準レンズに相当するズーム領域もあるから、このレンズ1本で風景やスナップ、あるいは人物と言ったところが全て撮れるだろう。
Canon 標準ズームレンズ EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
2本目のEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMも少し詳しく見てみる。
55mmは先ほどの通り35mmカメラ換算で90mm弱、250mmは同様に400mmとなる。
この35mmカメラ換算で400mmと言うのは、超望遠レンズの領域で普通なら手持ち撮影は難しい。
しかし、このレンズの手ブレ補正は強力だから手持ち撮影でも綺麗に撮れるだろう。
Canon 望遠ズームレンズ EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
ダブルレンズキットに付属する2本目の望遠系は少し大きくなるが、かなり遠くも撮れる。
一方で、1本目のズームレンズはコンパクトで軽いからCanon kissX9iに付けっぱなししておいても苦にならない。
こうしてレンズを使い分けるのが一眼レフの醍醐味であり、レンズ交換そのものを楽しめるならダブルズームレンズキットを満喫できるだろう。
しかし、レンズの交換が煩わしいと考えるユーザーも少なからずいるのは確かだ。
交換レンズは持ち運びの際に荷物になる。
それに動画専用のカメラとしてKissX9iを使う予定なら交換レンズはむしろ必要ないと考えるかもしれない。
そんな場合はEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMのレンズキットを購入するべきだ。
ズーム倍率が大きく、至近距離も撮れ、そこそこ望遠で撮影もできる。
レンズの取り換えをせず、この一本で撮影可能だからだ。
EOS KissX9iを購入するときはどのように使用することが多くなるか?想定して購入することをオススメする。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X9i レンズキット EF-S18-135mm