2017年4月に発売されたCanon EOSkissX9iは旧モデルのkissX8iの正常進化形モデルだ。
ミラーレス機が主流になりつつあるが、従来の一眼レフ機の方が握った時にしっくりくると感じるカメラユーザーは多いだろう。
Canon EOSkissX9iはCanonの根強いファンによって支持されるモデルになるだろう。
ではX8iからどのように進化したのだろうか?
ここではEOSkissX9iとkissX8iの違いを比較しながら、今ならどちらのカメラを購入するべきか?
EOSkissX9iは買うべきカメラなのか解説しよう。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X9i レンズキット
この動画ではユーチューバーのウズさんがEOSKissX9iがX8iからどのように進化したのか?を解説してくれている。
どちらを購入するか迷っているならぜひ視聴してみよう。
Canon EOSkissX9iはx8iの後継機で、ボディが若干小さくなり重量も少し軽くなっている。
カメラの機能面では、Canon EOSkissX9iはAFの方式などx8iより大幅に変更されている。
ただ、共通している部分も多いので、価格の安いx8iを選んでも十分使えると考えるのではないだろうか?
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X8i レンズキット
しかしEOSkissX9iのバージョンアップはAFだけにとどまらない。
もし経済的に余裕があるのなら、迷わずCanon EOSkissX9iにするべきだ。
続けて解説しよう。
画像関連でCanon EOSkissX9iとx8iを比較してみると、画像センサーのスペックは変わらないものの、EOSkissX9iは総画素数が2580万画素とx8iの2470万画素より増えている。
そしてセンサーで捉えた画像信号を処理する画像エンジンは、x8iのDIGIC6からx9iではDIGIC7とバージョンアップしていて、より鮮明な描写ができる。
また、フィルムカメラのフィルム感度を表すISOは、x8iでは100から最大25600だったものがx9iは100から最大51200となっている。
つまり感度耐性が格段に向上したのだ。
これまでのX8iでは常用ISO感度は3200で、暗所での撮影ではこれ以上感度を上げるとノイズが入る。
しかしX9iは最大51200まで上がり、ISO6400でもノイズを感じることなく撮影できる。
EOS kissは、x8iとx9i共に連写や動画撮影ができる。
連写はx8iが1秒あたり最大5コマだったものが、x9iは秒あたり6コマと少し向上している。
そして、連続撮影枚数はJPEGでは両者とも200枚弱でx9iの方が少しだけ多く撮影できるが、RAWあるいはRAWプラスJPEGの場合には、x9iの方が2倍から3倍撮影枚数が多くなっている。
動画に関しては、どちらもFULL HDで撮影できるが、秒あたりのコマ数(フレームレート)はx8iが30だったのに対してx9iは60と倍になっている。
AFの構造は両者に大きな違いがある。
x8iは位相差AFハイブリッドCMOSAFという方式だったものが、x9iは位相差デュアルピクセルCMOSAFという方式を採用しているのだ。
位相差デュアルピクセルCMOSAFは、画像センサー一つひとつの素子の情報を全て使ってAFを作動させる方式だ。
そして、測距点の数がx8iでは19点だったものがx9iは45点と倍増している。
これによって、AFがより正確でそれでいて速く静かにすることが出来たそうだ。
その他にはx8iにはなかったbluetoothがCanon EOSkissX9iには装備されている。
これでスマホなどとのデータのやり取り等が簡単になった。
他にもx9iでは細かな改良が行われているが、大きな進化はオートフォーカスと感度耐性、そして動画性能の3つが大きな改良点だろう。
Canon 一眼レフカメラ EOSkissX9i レンズキット
✅X8iから感度耐性が向上しています
✅AFの合焦速度が速い
✅フルHD60P動画が撮影可能