EOS M6は2017年4月にキヤノンから発売されたミラーレス一眼カメラだ。
キヤノンはこれまでミラーレス一眼カメラの開発において、他社よりも少し出遅れている感が否めなかった。
しかしEOS M6はオートフォーカスの追従性能やボディ内に手ブレ補正を搭載することで、ミラーレス一眼カメラ市場でも存在感が増している。
ちなみにEOS M6はボディだけで販売もされているのだが、ボディだけで購入しないほうが良い。その理由を解説してみよう。
Canon EOS M6 ボディ
EOS M6はメーカーがノンフレックスカメラと称しているように、一眼レフカメラからミラーとペンタプリズムを省略したいわゆるミラーレスカメラだ。
ミラーレスカメラはファインダーのないものも多いが、M6も標準ボディにはファインダーが付かない。
その代わりボディ背面の液晶モニターを見て被写体を確認する。
ただ、一眼レフカメラに慣れている人は、ファインダーをのぞいて被写体のピントや深度などを見るのが一般的だろう。
そういう人のためにM6には、後付の小型ファインダーのEVFが用意されている。
キヤノンのEOS M6の公式サイトを見てみると、M6の購入方法はボディ単体だけではない。
ズームレンズを1本か2本同時に購入するレンズキットやダブルズームキットがあったり、上記のEVFも同時に購入できるキットもある。
例えば、M6ボディとEVFを組み合わせたキットがあって、それがEOS M6 ボディ EVFキットだ。
なお、このキットは公式サイトによると限定販売となっているので、いつまで購入できるかはわからない。
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M6 レンズEVFキット
このEVFは電子ビューファインダーと呼ばれていて、型番はEVF-DC2だ。
取付はM6の上部中央、被写体画像はEVF-DC2内の約236万画素の有機ELパネルで確認できる。
一般的な一眼レフのミラーとペンタプリズムによるレンズを通ってきた光を直接見るタイプのファインダーとは異なるが、間接的な画像でもやはり一眼カメラはファインダーをのぞいて撮影するメリットが大きいだろう。
ビューファインダーなら、液晶画面が見にくくなる屋外の撮影でも問題なく撮れる上、目に当ててカメラが固定されるために手ブレも軽減できる。
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M6 レンズEVFキット
✅EVFで構えると手ブレを防げます
✅被写体への集中力が増す
✅屋外でも撮影しやすい