EOS6DmarkII とEOS80Dのどちらを購入するべきか迷う方は多いのではないでしょうか?
EOS 80DはキヤノンのAPS-Cセンサー搭載のミドルクラス機ですが、EOS6DmarkII と同等のオートフォーカス性能を搭載しており、動画性能で考えるとほとんど遜色ありません。
価格も安いので、初心者はむしろ80Dのほうが良いという意見すらあります。
ここではEOS6DmarkIIとEOS 80Dの性能を比較し、EOS6DmarkII を購入するべきかどうか検証してみようと思います。
Canon EOS 6D Mark II EF24-70L IS USM レンズキット
この動画はジェットダイスケさんがEOS80DとEOS6DmarkIIの違いや共通している部分を解説してくれています。
6DmarkIIの良い点・悪い点も明確になるのでぜひ視聴してみましょう。
キャノンの一眼レフカメラは、EOS6D MarkII以外に何種類ものシリーズがありますが、見た目がほとんど同じのEOS80Dと性能を比較してみましょう。
EOS 6D MarkII | EOS 80D |
---|---|
センサーサイズ:フルサイズ | センサーサイズ:APS-Cサイズ |
有効画素数:2620万画素 | 有効画素数:2420万画素 |
AF測距点:45点 | AF測距点:45点 |
画像処理エンジン:DIGIC7 | 画像処理エンジン:DIGIC6 |
質量:765g | 質量:730g |
常用ISO感度:100~40000 | 常用ISO感度:100~16000 |
連写可能枚数 6.5コマ/秒 | 連写可能枚数 7.0コマ/秒 |
さて、EOS6D MarkIIは35mmフルサイズの撮像素子を搭載している一眼レフカメラです。
一方でEOS80DはAPS-Cという35mmフルサイズより小さい撮像素子を使っています。
そして、映像エンジンも異なっていて、EOS6D MarkIIはDIGIC7を、EOS80Dは1つ前のバージョンのDIGIC6を使っています。
撮像素子数は、素子の大きさが違っている分EOS6D MarkIIの方が少し多いですが、いずれも2000万画素を超えていますので画質の面ではほとんど変わりありません。
EOS6D MarkIIとEOS80Dは液晶モニター等が共通していたり、レンズも双方EFレンズを使用できるなど違いは少ないです。
Canon EOS 80D レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM
EOS 6Dmark2
EOS 80D
やはりこの二つのカメラのどちらを選ぶかは所有者がどのように使うかによって考えるべきです。
まず、イメージセンサーの大きさが異なることから、同じレンズでも画角が違ってきます。
例えば、EOS6D MarkIIに標準の50mmのレンズをつけますと画角は約45度になります。
これがEOS80Dですと画角が少し狭くなって、同じ50mmでもフルサイズ換算しますと70mmから80mmの望遠系レンズになります。
これは他の焦点距離のレンズにも言えることで、APS-Cサイズのカメラでは1.5倍程度望遠側にずれます。
これは広角側の撮影においてEOS 80Dのほうが不利になると言えますが、望遠側の撮影にはEOS 80Dのほうが有利と言えます。
一方、ISO感度の上限が80Dは16000になっていますが、EOS6D MarkIIは上限が40000となっているので、かなり暗い場所でも撮影が可能になります。
暗い場所での撮影が考えられるならEOS6D MarkIIのほうがおススメと言えるでしょう。
全体的な性能で言えばEOS6D MarkIIのほうが新しいカメラなので当然優れているのですが、価格はEOS80Dの倍ぐらいします。
そしてフルサイズ一眼用レンズのほうがAPS-C用レンズよりも高いです。
ボディ本体が倍の値段でも納得できるぐらいEOS6D MarkIIは自分の用途にぴったり。そして今後も高いフルサイズ用レンズの出費もいとわないと言えるならEOS6D MarkII のほうがよいでしょう。
ただ、フルサイズにこだわらず暗所での撮影が多いわけでもない。レンズもできるだけ安いものを購入したいというならばEOS80Dでも十分と言えるかもしれません。
Canon EOS 6D Mark II EF24-105 IS STM レンズキット