広角レンズは広い範囲の被写体を撮るのに最適なレンズで、旅行先での風景撮影や狭い部屋でも広く見せる画像を撮るときに有効です。
広角レンズはレンズサイズも大きく、交換レンズの中でもお値段が高めの設定になっているのが一般的で、EOS 6D mark2用の純正広角レンズも10万円以上するレンズが主流となっています。
もちろん純正レンズの中から選ぶのも良いと思いますが、実はレンズ専門メーカーで価格も少し安く、写りのよい広角レンズが販売されていることが意外と知られていません。
ここではEOS 6DmarkII にオススメの広角レンズを紹介します。
Canon EOS 6D Mark II EF24-70L IS USM レンズキット
Canonフルサイズセンサー用の広角レンズと言えばEF16-35mmがあります。
通称Lレンズに含まれ、プロのフォトグラファーの定番広角レンズとして支持を得ています。
シャッター速度4段分の手振れ補正機構も搭載し、初心者でも比較的撮影しやすいレンズで防塵・防滴構造にもなっているので、屋外での撮影にも強いです。
また歪曲収差を補正する機能が優れており、広角レンズ特有のゆがみも軽減されています。
写真は flickr EF16-35mm F4L IS USM 作品から引用しています
ただ、10万円以上するレンズなので、やはりお値段相応の性能と言えるのではないでしょうか。
Canon 広角ズームレンズ EF16-35mm F4L IS USM
実はタムロンから大口径の超広角ズームレンズが発売されています。
タムロン 広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 Di VC USDはEOS6D MarkIIに装着できるフルサイズ用超広角レンズです。
ズーム全域で開放F値2.8で撮影できるようになっており、広角レンズ特有の暗さを感じさせません。
大口径ガラスモールド両面非球面レンズとLDレンズを合わせることで、ズーム全域での歪曲収差を抑えています。
TAMRON 大口径超広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 Di VC USD キヤノン用 フルサイズ対応 A041
この動画はCP+2015で発表されたばかりにタムロン担当者がSP 15-30mm F2.8 Di VC USDを紹介してくれています。
ゆがみの少ない写真が撮れるレンズになっている理由がよく分かるのでぜひ視聴してみましょう。
この広角レンズは、レンズ径が約10cm強で重さが1100グラムです。
ずっしりと重い筐体にタムロン独特のVCと呼ばれる手ブレ補正機能と、超音波モーターを使ったAF機能を内蔵しています。
そして、簡易防塵防滴構造ですから、少々のホコリや水滴は防げるようです。
レンズには異常低分散ガラスや非球面レンズを使って、広角レンズでは目立ちやすい色収差や歪曲収差等を上手く補正しています。
それで満足できる描写を実現している訳です。
なお、絞り羽根は7枚の円形絞りで、最小F値は22から29となっています。
何よりもこのレンズのすごいところはやはりF2.8の開放で実現できる圧倒的な描写力です。
28cmの最短撮影距離と0.5倍の撮影倍率でマクロ並みに寄れることや、レンズ開放時のボケ描写など、マクロ・単焦点・広角の3本のレンズ性能が合わさっているようです。
この性能で10万を切る値段になっているのも魅力的です。
レンズフードは二重構造になっており、繰り出したレンズを守る仕組みになっているので長年安心して使えるレンズと言えます。
TAMRON 大口径超広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 Di VC USD キヤノン用 フルサイズ対応 A041
✅F2.8通しの超広角レンズ
✅簡易防塵防滴構造
✅最大撮影倍率0.5倍でかなり寄れる