キヤノンから同時発売されたEOS 9000DとEOS KissX9iはどちらも一眼レフカメラエントリーモデルと言われている。
EOS Kissのほうが初心者用カメラとして知名度が高いのだが、9000Dも初心者向けとなると一体どちらを購入すればよいか迷う方も多いだろう。
ここではEOS 9000DとkissX9iどちらを購入するべきか決めることができるようにそれぞれの性能の違いを解説しよう。
Canon EOS 9000D レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 付属
この動画はユーチューバーのウズさんがEOS9000DとX9iの違いについて解説してくれている。
分かりやすく説明してくれているのでぜひ視聴してみよう。
EOS 9000DとEOS kiss x9iの公式サイトを見ると、EOS 9000Dのトップページには、目立つところにプレミアムエントリー一眼レフの文字がある。
しかし、EOS kiss x9iのトップページには、そのような文字が見かけられない。
故にキャノンとしては、スペック的に余り違いのない2つの一眼レフカメラは両方入門機と位置づけているが、EOS 9000Dの方を格上と言いたいのがわかる。
それは価格面にもあらわれていて、EOS 9000Dの方が少し高い。
Canon EOS Kiss X9i レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 付属
この2つのカメラのボディは、外見を見ただけでは判別しがたい。
重さは僅かにEOS 9000Dの方が重いが、数グラムと言ったところだ。
さて、2つのカメラを並べてよく見てみると、ダイヤルの位置や数が微妙に違っている。
また、EOS 9000Dの方にはサブディスプレイがボディ上部にあるが、EOS kiss x9iにはない。
EOS kiss X9i | EOS9000D |
---|---|
サブ液晶パネルが省略化され、モードダイヤルがカメラ右側に配置している。 |
サブ液晶パネルがあり、カメラ左部分にモードダイヤルが配置している。 |
実際に触ってみるとちょっとした違いがわかるが、EOS 9000Dの方がミドルクラスの一眼レフの操作性に近いようだ。
一方、EOS kiss x9iは、誰でも使える一眼レフを目指しているようで、コンパクトデジタルカメラの操作性に近い感じがする。
ところで、実機のシャッターを切ってみるとちょっと音が違うようだ。
共通の部品を多用していると推察できる2機だが、内部の構造が少し違っているのかも知れない。
EOS 9000Dとkiss x9iは、スペックを比べてみると共通している部分がかなり多い。
どちらを買うべきかという質問には、お好きな方をどうぞとしか言いようがないが、一般論としては次のように考えることもできるだろう。
昔から一眼レフは高級機になるほど無機的な名称が付けられていた。
キヤノンなら例えば、何とかDや何とかD MarkXXなどである。
そんな訳で一眼レフの名前や見た目、「一眼レフらしさ」を重視するならEOS 9000Dの方だろう。
一方、小さい子供のいる家庭で子供の成長の記録を撮る目的ならEOS kiss x9iの方が断然良いだろう。
コンデジに近い操作性で撮影が楽にできる。
それにKissという名称通り、あまり固意地はってカメラに取り組まない女性にとってはEOS kiss x9iの方が好まれている。
反対に、将来もっとスペックが上の一眼レフカメラを扱う気があるのなら、迷わずEOS 9000Dを選ぶべきだろう。
先にも述べたが、こちらの方が中・上級の一眼レフに近い機能・操作性となっている。
一眼カメラは良いカメラを所有することも重要だが、そのカメラを手足のように使えるぐらい操作に慣れることも重要なのだ。
EOS9000Dは入門機と言うものの十分一眼レフとしての実力を持っているので良い経験ができると思う。
もし、一眼レフというカメラの機構に興味がなく、ただコンパクトデジタルカメラより優れたカメラが良いというのならEOS kiss x9iの方をすすめる。
また、価格面で有利なのもEOS kiss x9iの方だ。
Canon EOS Kiss X9i レンズキット
✅価格はちょっと安め!コンデジ感覚で撮影できる一眼レフカメラ
Canon EOS 9000D レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 付属
✅操作面で中・上級モデルを感じさせるのが特長。