EOS 9000Dをそろそろ購入しようと検討しているなら知っておくべきコトがいくつかある。
特に初めて一眼レフカメラを購入するならば、他の一眼カメラとどう違うのか?
同時期に発売したEOSKissX9iとの違いなどを理解して購入するほうが良いだろう。
Canon EOS 9000D レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 付属
EOS 9000Dは、ストロボ内蔵のデジタル一眼レフカメラだ。
レフはレフレックスの略で反射を意味する。
これはレンズからボディ内部に入ってきた光を鏡で上方へ反射して、その光をプリズムでファインダーの覗き窓方向へ方向転換するタイプのカメラに使われる言葉だ。
こうしたレンズを通った光を直接見るタイプのファインダーは光学ファインダーと呼ばれる。
一方、これに対して光を反射するレフレックスが存在せず、レンズを取り外すとイメージセンサーが見えているカメラをミラーレス一眼カメラと呼ぶ。
ミラーレス一眼カメラはイメージセンサーに写ったものをファインダーに電気信号で表示させる。このようなファインダーを電子ファインダーと呼んでいる。
例えばCanonのミラーレス一眼カメラ EOS M6はビューファインダーを外付けすることで一眼カメラのビューファインダーと同じように利用できる。
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M6 ボディ(シルバー) EVFキット
EOS 9000Dは光学ファインダーで、電子ファインダーのカメラと若干異なる。
光学ビューファインダーは電子的に処理することがないため、タイムラグが発生しないので動体撮影に強いという特徴を持つ。
しかし、光学ファインダーはカメラの露出補正を変更をしてもファインダー内には反映しないため、撮ってみないと分からないというデメリットもある。
これに対し電子ファインダーはカメラで処理した後の画像をファインダーに反映しているので、どう映るのか撮る前から分かりやすい。
EOS 9000Dは光学ファインダーだが、ライブビュー撮影という撮り方があり、これなら電子ビューファインダーと同じような撮影が可能になる。
またボディ背後の液晶モニターをみながら撮影もできる。
シャッターを切った後、映像がモニターに反映する時間が非常に短く、ストレスのない撮影が可能だ。
コンパクトデジタルカメラに慣れた方はファインダーを覗かないという方もいるだろう。
EOS9000Dは液晶モニターでコンデジのような撮影も可能だ。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 9000D ボディ
このカメラのレンズマウントは、豊富なレンズ群が用意されているキャノンEFマウントで、EFレンズシリーズとEF-Sレンズシリーズが使える。
一方ミラーレス一眼のEOS Mシリーズに対応しているEF-Mレンズシリーズは装着できないようになっている。
ではEOS 9000DはEFレンズとEF-Sレンズの2種類を使えるが、この違いは何なのだろう。
実はデジタルカメラにはセンサーの大きさの違いがある。
EOS 9000DはAPS-Cサイズの画像センサーを使っていて、そうしたカメラ用に設計されたレンズがEF-Sレンズだ。
EFレンズはフルサイズの画像センサーを採用しているデジタルカメラ用のレンズと思って良い。
上記のようにEF-SレンズはEOS 9000Dに合うように作られているので、キャノンではEOS 9000DのボディとEF-Sレンズをセットにしたレンズキットを販売している。
例えば、EOS 9000D レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 付属というレンズキットがある。
これはEOS 9000DのボディとズームレンズのEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMをセットで購入するものだ。
レンズ名の一番最後にあるUSMとは、AFを作動させるモーターのことで正確にはナノUSMと呼ばれている。
また、一つ手前のISはイメージスタビライザーという手ブレ補正機構を意味している。
このレンズの画角を対角線上で見てみると、広角側で約75度、望遠側は11度程度になる。
これだけ倍率の高いズームレンズだから、普通に撮るのならどんな被写体でも不満はないだろう。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 9000D レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 付属
EOS9000Dのイメージセンサーは、約2420万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーが搭載している。
画像エンジンは最新のDIGIC7だから、画像処理の能力も一つ前のモデルより改良されている。
こうしたことから、画質も向上していてより綺麗な画質が得られる。
また、高感度撮影にも対応していて、ISO感度は100から最高25600まで設定できるようになっている。
例えば、比較的光量の多い都会の夜景を撮る時には、ISO1600から3200位で絞りを開ければ綺麗に撮れる。
こうした場合には画像にノイズが入ることが多いが、EOS 9000Dではイメージセンサーの向上によってほとんど気にならない程になっている。
EOS9000Dの連写能力は最大毎秒6コマ、8Gのメモリーカードを使った場合にはJPEGでデータを記録すると200毎弱、RAWだと20枚弱となる。
写真はキヤノン公式HP:EOS9000D 仕様から引用しています。
これらの撮影枚数あるいし時間は、記録媒体のメモリーカードの容量やバッテリーの持ちに左右されるので、ぜひ9000Dに最適なメモリーカードを購入しよう。
動画撮影は4K撮影機能はないものの、フルHDを60P(秒間60コマ)で撮影することができる。
また5軸手ブレ補正を搭載しているので、望遠レンズを使ったときでも手ブレのない動画を撮影することができるようになったのは嬉しいポイントだ。
この動画はEOS9000DとEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMを使って撮影した動画だ。
望遠で撮影しており、どの程度手ブレが軽減されるかよくわかるのでぜひ視聴してみよう。
キャノンは販売しているカメラの種類が多いが、EOS 9000Dはどのような人向けのカメラなのだろうか。
一眼レフカメラというとカメラ中級~上級者向けと思われるが、EOS9000Dは撮影しやすく初心者でも十分に扱える。
コンデジとは一味違う光学ファインダーで撮影する醍醐味を味わえるし、そうでなくともライブビューモードやタッチパネル液晶を利用すればスマホのように手軽に撮影することも出来る。
もし、EOS 9000Dを使い込んで物足りなくなるのなら、フルサイズセンサーの一眼レフカメラに買い換えて挑戦してみるのも面白いだろう。
Canon EOS 9000D レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 付属
✅感度耐性がアップ!夜景も美しく撮れます
✅ボディ側に手ブレ補正が搭載。ブレない
✅フルHD60P動画が撮れる