一眼カメラではRAWデータとJPEGデータの2種類の画像データを出力することが出来ます。
RAWデータは専用のソフトウェアで編集してからJPEGを書き出す手間がありますが、JPEGデータよりも色情報が多いために写真がキレイに仕上がります。
RAWデータはファイル容量が大きく、画像編集にはそれなりのパソコンを使わないと処理が遅くて快適に編集作業を進めることができません。
RAW現像は最新のCPUを使えばまず問題ないのですが、2024年は性能の良いCPUが目白押しで迷ってしまいますよね。
性能の良いCPUを選べばパソコンの値段はその分高くなるので、なるべく低価格に抑えたいところです。
ここではRAW現像にどのCPUを選べば良いのか?
最新のCPUを搭載したオススメのパソコンやCPUの選び方を解説いたします。
RAW現像をする時はともかくCPUの性能が重要になります。
その理由はRAWデータの情報量が多いため、その処理を行うのにCPUのパワーが必須になるからです。
CPUとは人間に例えると頭脳にあたるものですから、できるだけハイスペックなものを選ぶ必要があります。
特に注意したいのがコア数です
コア数は並行して処理を進めるのに、必要な能力になります。
基本的にCPUの能力は動作周波数によって表されますが、コア数が多いほど高性能と言われています。
シンプルな話ですが、同じ作業をする時に1人よりも複数人数で行った方が、早く仕事が終わるのと同じ考え方です。
RAW現像は主にRAW現像用ソフトを使って行い、ほとんどのソフトがこのマルチコアの処理にも対応するようになっています。
従っていくつのコア数を必要とするというよりも、コア数が多いほど処理が早く終わることになります。
2024年はインテルCPUが第14世代となり、AMDのCPU Ryzenは第4世代となって人気です。
どちらのCPUも6コア以上が標準的となり、最新のCPUを使う限りどれを選んでもまず問題ないということになります。
Intel Core i5 |
Core i5-14400 |
Intel Core i7 |
Core i7-14700 |
AMD Ryzen5 |
AMD Ryzen5 7600X |
AMD Ryzen7 |
AMD Ryzen7 7800X |
2024年のインテルCPUはAMD Ryzen5およびRyzen7意識した多コア・スレッドのハイパフォーマンスな性能となっています。
BTOパソコンショップでは各社ともRAW現像向けのCPUにIntelのCPUを用いている傾向があります。
マウスコンピューターのRAW現像オススメモデル |
DAIV FX-I7G7T |
ドスパラのRAW現像オススメモデル |
raytrek 4CXF |
レノボのRAW現像オススメモデル |
Lenovo Legion Tower 5 Gen 8 |
BTOパソコンショップのRAW現像用パソコンはCPUをインテルとRyzenの2種類で取り揃えています。
ここで挙げた代表的なBTOパソコンショップのRAW現像オススメパソコンは初心者向けからプロ・ハイアマチュア向けまでかなりの品ぞろえです。
特にマウスコンピューターはRAW現像モデルの種類が豊富!
各社の上位モデルは8コアCPUでメモリも32GBとなっていますが、プロでもなければ、そこまでのスペックはまず必要ないでしょう。
これからRAW現像をしたいという初心者の方なら、6コアのCPUでもストレスなく作業が行えるはずです。
CPUはインテルとAMDの2つの会社が主流を占めており、熾烈な競争を繰り広げています。
現時点(2022年7月時点)で言えばAMDのCPUの方が処理能力が高く低価格となっています。
実際にPassMarkなどのベンチマーク測定ではAMDのRyzen CPUが高い数値を叩き出しています。
RAW現像が目的ならミドルクラスのRyzen5でも十分な性能で、どれを選ぶかは予算と相談しながら決めれば良いと思います。
ちなみにBTOパソコンショップのRAW現像オススメパソコンはIntel CPUがメインです。
特にノートPCでRyzen搭載モデルは種類が少なくなります。
そのためRyzen搭載パソコンが欲しい場合はBTOパソコンショップで組んでもらうか、パーツを購入して自作する必要があります。
ちなみにプロのカメラマンでもなければ最新・最高性能のCPU搭載パソコンを購入する必要は全くありません。
第10世代のインテルCPUでもRAW現像に十分な性能で、インテルで価格が安い方がいいという場合はCore i5でも十分です。
ノートパソコンでRAW現像をするといった時にどのような基準でCPUを選べばいいのでしょうか。
基本的にノートパソコンというのは、デスクトップよりも大きさが制限されてしまいます。
また廃熱処理を行うスペースも少ないため、原則として発熱量と電力消費を抑えなくてはいけません。
結果としてデスクトップパソコンで使われるCPUよりも、ワンランク性能が落ちるものだと考えておくべきです。
そのためRAW現像目的のノートパソコンのCPUを選ぶときは、なるべく新しい上位性能のCPUをお勧めします。
コア数やスレッド数だけ見て、デスクトップPCのCPUと同程度だと思っていても、実質的に性能としてはワンランクダウンになるからです。
ノートパソコンのCPUは特にインテル社が強いです。
BTOパソコンメーカーのハイエンドノートPCはほぼインテル社が独占しています。
ノートPCは少ないスペースでも利用でき、外にも持ち出しができる点では非常に便利です。
またテザー撮影など、カメラの外部モニターとして利用することも出来るのは大きなメリットです。
ハイエンドなパソコンをデスクトップで利用している場合には、それに代わる性能のノートパソコンを求めるのではなく、あくまでもサブPCとして考える方が幸せになれると思いますよ。
では最後にデスクトップパソコンのCPUを選ぶ時のポイントを紹介していきましょう。
本格的なRAW現像作業に没頭したいのであれば、デスクトップを選ぶのがオススメです。
なぜなら性能的に見るとデスクトップに使われるものの方が良いものが揃っているからです。
さらに言えば、同性能クラスのノートパソコンよりも、安価な値段で購入できるのも特徴です。
また必要なものがあれば、後から購入して追加することもできますし、後々にワンランク上のモデルに交換できるのも魅力です。
コストパフォーマンス重視ならAMD社のRyzenという選択肢もあります。
ただし無難に選ぶのであればCore i7の最新モデルを選択しておけば間違いありません。
これからRAW現像を始める初心者の方であれば、Core i5でも十分間に合います。
デスクトップのCPUは選択肢も豊富なので、自分の予算に合わせた選択をするのが大切です。
特に最近では標準的に3000万画素を超える画素数のカメラが増えてきているので、カメラに合わせてパソコンの性能を考えるべきでしょう。
mouse MH-I5U01は、RAW現像をするために必要なCPUスペックとコア数を持っています。
CPUにはCore i5-14400が搭載されています。
グラフィックカードは非搭載で、CPU内蔵GPUのインテル UHD グラフィックス 730で画像処理を行います。
またストレージは転送速度が速い、NVMe Gen4のM.2 SSDが500GBで搭載されています。
マウスコンピューター公式サイト:mouse MH-I5U01の購入者レビューを確認する
これだけの性能があれば、RAW現像をした後の画像がストレージを圧迫することはありません。
拡張性も高いので、使い勝手が良いパソコンです。
USB 3.0端子が2つ前面にあり、マイク入力・ヘッドホン出力もフロントに備わっているのが特長です。
ケースはシンプルでメンテナンス性に優れています。
mouse MH-I5U01
CPU:Core i5-14400129800円(税込)
RAW現像をするのに適したマウスコンピューターのノートパソコンは、mouse K5-I7G50BK-Aです。
CPUはインテル Core i7-12650Hで、十分なスペックとコア数を持っています。
メモリも16GB PC4-25600が搭載されています。
この値段で十分なスペックを持っておりコストパフォーマンス抜群です。
高画素のRAW現像の作業をバリバリこなしていけます。
マウスコンピューター公式サイト: mouse K5-I7G50BK-A の購入者レビューを確認する
なお、グラフィックカードはGeForce RTX 2050です。
1つ前のモデルであるMX550と比べて、グラフィックス処理性能が大幅にスペックアップしています。
またストレージはデュアルストレージ仕様で、512GBのM.2 SSD NVMeが採用です。
これだけ充実した性能でこの価格はお買い得です。
液晶パネルは15.6型 フルHDノングレア (1,920×1,080/ LEDバックライト)となっていて、使い勝手が良いです。
映り込みが少ないノングレアタイプは明るい室内でも問題なく作業が出来ます。
重量は1.97kgで、15.6インチのわりに軽く持ち運びにも適しています。
mouse K5-I7G50BK-A
CPU:Core i7-12650Hシークレット価格 ⇒ 169800円(税込)
※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています
mouse K5-I7GM5BK-A
CPU:Core i7-12650H132800円(税込)
>>販売終了しました
ドスパラ GALLERIA DM5C-IG-Cは最新世代のインテル Core i5-14400を搭載しているのが特長です。
Core i5-14400は10コア16スレッドで、複雑な処理を同時にこなしていくだけのパフォーマンスを持っているCPUです。
メモリも16GB PC4-25600でRAW現像に十分です。
またストレージは1TBのM.2 SSD NVMeを搭載しています。
予算に余裕があれば、さらに高速な読み書き速度となるM.2 SSDにアップグレードするのも良いでしょう。
さらにストレージが必要なときには、後から内蔵ハードディスクを追加することが出来るのもBTOパソコンの魅力です。
デスクトップは後からカスタマイズしやすいのが魅力ですね。
GALLERIA DM5C-IG-C
CPU:Core i5-14400119980円(税込)
GALLERIA RL7C-R35-5Nは、第12世代のIntel CPUを積んだノートパソコンです。
Core i7-12650Hを搭載していて、十分なコア数を持っています。
RAW現像を問題なくこなしていけるノートパソコンです。
液晶は15.6インチ非光沢液晶(1920x1080)で、グラフィックボードはインテル UHD グラフィックス(CPU内蔵GPU)とGeForce RTX 3050になります。
そしてメモリはDDR5規格の16GB容量です。
Core i7 CPU+DDR5 16GBメモリでこのお値段は安い。
デスクトップパソコンと違って、ノートパソコンは後からカスタマイズするのが面倒くさいですよね。
ストレージはM.2 SSD Gen4で500GB容量搭載しており、4~5年は十分に使えるスペックとなっています。
GALLERIA RL7C-R35-5N
CPU:インテル Core i7-12650H129980円(税込)
※9月12日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい。
レノボの最新CPUを積んだRAW現像を快適に行えるデスクトップパソコンを紹介します。
CPUにRyzen 5 7600を搭載し、メモリは16GBです。
低価格にもかかわらず8GBのビデオカード GeForce RTX 4060を搭載しているのも魅力的なポイントです。
512GBのM.2 SSDのみでストレージ容量に不安があるならHDDを追加するとよいでしょう。
Lenovo Legion Tower 5 Gen 8 カスタマイズモデル
CPU:Ryzen 5 7600158290円(税込)
レノボのノートパソコンでRAW現像にお勧めなのがここで紹介する第13世代のCPUを採用したノートパソコンです。
Core i5-13450HXは、10コア16スレッドの第13世代CPUとなっています。
さらにスピーディにRAW現像をしていくために必要なM.2 SSDも搭載しています。
グラフィックカードはGeForce RTX 3050 Laptop GPUを搭載し、メモリは16GBです。
この仕様なら納得の価格です。
Lenovo LOQ 15IRX9 カスタマイズモデル
CPU:インテル Core i5-13450HX118030円(税込)